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更新日:
 2010年1月24日






◎ジンバブエのコレラ死者、2千人以上(2009年1月14日、朝日新聞)
 【ニューヨーク=松下佳世】アフリカ南部ジンバブエで、コレラの流行が深刻化している問題で、国連は13日、8月以降の死者が2千人を超え、感染者数も4万人近くに上ったと発表した。先月半ばからの1カ月足らずで倍増した形で、国連は危機感を募らせている。

◎ジンバブエ:コレラが深刻、現地に日赤の緊急医療チーム(2009年1月10日、毎日新聞)
 アフリカ南部のジンバブエでコレラの感染被害が深刻化している問題で、日本赤十字社の緊急医療チーム第2班が10日、成田国際空港から首都ハラレに向けて出発する。
 日赤によると、世界保健機関(WHO)の調査では、コレラの感染は昨年11月ごろから始まり、今年に入ってジンバブエの全10州に広がった。7日現在の死者は1778人、感染者は3万5931人を数える。
 第2班は医師3人、看護師4人、技術員1人、事務員4人の計12人。昨年12月18日に派遣された第1班と合流し、段階的に業務を引き継いで2月9日まで治療や衛生教育などの支援に当たる予定。
 チームリーダーを務める大阪赤十字病院の中出雅治国際医療救援部長(49)は出発前に成田空港で「赤十字のネットワークを使って、人とモノを効率的に使用してコレラの流行を食い止めたい」と話した。第1班からの連絡では、昨年3月の大統領選以降も政治的混乱が続き、清潔な水が手に入らず、治療、予防共に進まないのが実情だという。

◎ジンバブエ:コレラ拡大、日赤が医師ら追加派遣(2009年1月9日、毎日新聞)
 コレラの被害が深刻化しているアフリカ南部の内陸国・ジンバブエ。昨年8月の発生以来、被害が拡大し、世界保健機関(WHO)によると、7日現在の死者は1778人、感染者は3万5931人を数える。感染者の3分の1を子どもが占めるとの報告もある。こうした状況に、日本赤十字社は緊急医療チームとして医師ら11人の追加派遣を決めた。
 同国は昨年3月の大統領選後も政治的混乱が続く。年率2億%を超えるインフレで、社会システムが崩壊。11月から4月はコレラ感染が広がりやすい雨期にあたり、WHOは最悪6万人が感染するとしている。
 同国で25年間、子ども支援の活動を続けている国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」(創設地・イギリス)によると、同国では人口約1300万人のうち約1000万人が貧困層で、約510万人が食糧支援を必要としている。特に子どもたちの状況は深刻で、野山で果物や草、花など食べられそうなものを探し回っているという。ある地域では、栄養失調による低体重児の割合が最近1年間で2割から3割に悪化した。「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(本部・東京都千代田区)は「子どもの死者がさらに増えるのではないか」と危惧(きぐ)する。
 日赤の追加チームのうち2人は大阪赤十字病院(大阪市)から派遣される。8日の出発式でチームリーダーの中出雅治・同病院国際医療救援部長(49)は「コレラは適切な治療で治る。治安や衛生環境などが気になるが、チーム全員が無事に帰って来られるように気を付けたい」と話した。【根本毅、福田隆】

◎ジンバブエでコレラ蔓延、死者1000人近くに(2008年12月17日、読売新聞)
 【ニューヨーク=白川義和】潘基文(パンギムン)国連事務総長は15日、国連安全保障理事会でアフリカ南部ジンバブエ情勢について報告し、同国の「指導層の失敗」によってコレラの流行をはじめ、食料欠乏や政府機能の消失など危機的状況が生じていると警告した。
 国連によると、同国でのコレラによる死者は978人に達し、約1万8000人に感染の疑いがある。同国のムガベ大統領は「危機は食い止めた」と宣言しているが、世界保健機関(WHO)は感染者が6万人に拡大する恐れがあるとしている。汚水処理や医療システムの崩壊など、「失政」による人災の側面が大きい。
 15日の安保理会合に出席したミリバンド英外相は、「ムガベ大統領は現実を否定している」とし、安保理を通じて圧力をかけるべきだとの考えを示した。他の欧米諸国も批判を強めているが、米国が7月に安保理に提出したムガベ大統領らに対する制裁決議案は、中国とロシアの拒否権行使で否決された。安保理非常任理事国でジンバブエの近隣大国である南アフリカも圧力強化に反対し、安保理は有効策を取れていない。

◎コレラ原因は欧米に、軍事介入の理由に利用と ジンバブエ閣僚(2008年12月10日、CNN)
 コレラ感染者の増加が懸念されているアフリカ南部ジンバブエのヌドロブ情報広報相は9日、コレラ感染拡大の封じ込めに成功していると発表、コレラを引き起こした原因は西欧諸国で、さらに軍事介入の言い訳に利用していると非難した。欧米諸国は、人権侵害などを理由にジンバブエに経済制裁を科している。
 ヌドロブ情報広報相は、国際社会によるジンバブエ批判に強く反論。「水を浄化するのに必要な水処理薬品は十分にあり、水道管を購入する外貨もある」「経済制裁を通じてコレラ菌や炭そ菌で我が国を汚染する西側諸国は、これらの災害をとっかかりにして軍事介入を正当化しようとしている」と述べた。
 ジンバブエはムガベ大統領による長年の独裁政権下にあり、政治情勢の混乱が続いているだけではなく、経済的にも崩壊状態に陥っている。また、首都ハラレでは水道水が行き渡らずに衛生状況が悪化、コレラ感染者が8月から1万人を超えている。世界保健機関(WHO)は9日、最大で6万人の感染者が出ると警告している。
 ジンバブエ政府は4日、コレラまん延で非常事態宣言を発令。パリレンヤトワ保健・児童福祉相は、国連機関や外国大使館、NGO(非政府組織)が参加した支援者会合で国際的な支援を訴えていた。
 これまでに、英国のブラウン首相が国際緊急支援が必要だと表明したほか、ケニアはアフリカ連合(AU)や国連の部隊による武力介入も呼び掛けている。

◎ジンバブエのコレラ死者746人、感染者6万人の可能性も(2008年12月10日、CNN)
 ジュネーブ──国連人道問題調整事務所(OCHA)は10日、アフリカ南部ジンバブエでコレラによる死者が746人に達したと発表した。コレラの流行が始まった8月からの感染者は、計1万5572人に達したとしている。
 一方、世界保健機関(WHO)は9日、アフリカ南部ジンバブエで流行しているコレラの感染者が、最大で6万人に達するとの推計を発表した。ジンバブエ政府は4日、コレラの大流行で非常事態宣言を発表。国連機関や各国に対し、支援を求めている。
 WHOによると、コレラ感染者は今月だけで1万4000人に上り、死者はすでに600人となっている。この数は、病院や医療機関で診察や治療を受けた人数を元に算出しており、ジンバブエの経済疲弊状況や、保健衛生政策の欠如を考慮すれば、死者はこの数を大きく上回るとしている。
 感染者数についてWHOは、ジンバブエの人口1200万人から算出した。人口の半数に感染リスクがあり、このうち1%が感染すると見て、6万人とはじき出した。
 また、感染者が治療を受けて回復した後も、ジンバブエ国内の衛生状況から、再感染リスクは非常に高いと指摘。国を挙げて抜本的な対策が必要だと訴えている。
 政治情勢の混乱が続くジンバブエでは、長期独裁政権を敷くムガベ大統領が国際的に批判を受けている。政治だけではなく、年間インフレ率が2億3100万%を記録するなど、経済的にも崩壊状態に陥っている。

◎ジンバブエのコレラ死者565人、政府、支援呼びかけ(2008年12月5日、朝日新聞)
 【ナイロビ=古谷祐伸】経済崩壊と食糧危機の状態にあるアフリカ南部ジンバブエで、コレラの流行が深刻化している。国連は3日、8月以降の死者が565人に上り、感染者数は1万2500人強と発表。4日付の政府系紙「ヘラルド」は、政府が緊急事態を3日に宣言し、国際社会の支援を求めたと伝えた。
 世界保健機関(WHO)によると、事態が深刻なのは首都ハラレ。177人が死亡し、約6500人の感染が確認されている。また干ばつ被害や年率2億3100万%を記録した物価上昇による食糧難で、500万人が食糧援助を必要としている上、医薬品代や医療従事者の給料を支払えず、公立病院の大半が機能停止していることが、流行に拍車をかける。
 AFP通信によると、政府は11月29日から首都ハラレで水道水の供給を一時止めたほか、国民に対して握手しないよう呼びかけるなど、苦肉の策がとられているという。

◎コレラで約300人死亡、経済疲弊し政争続くジンバブエ(2008年11月23日、CNN)
 今年3月の大統領選、連立政権合意後も与野党間の権力闘争が続くアフリカ南部のジンバブエ情勢で、世界保健機関(WHO)は21日、今年8月から18日までの間、コレラで約300人が死亡したと発表した。
 過去2週間で犠牲者が目立ち始め、発症例は6072件に達するという。長期の独裁政権を敷くムガベ大統領下での衛生保健施策の欠如などが要因とみられる。WHOによると、飲料水配給のインフラ面での悪化が著しいという。
 また、超高率のインフレに襲われる経済崩壊を背景に、医療備品の欠乏や低月給で医者や看護師が職場を放棄する病院が相次ぎ、閉鎖の例もある。首都ハラレの4病院では新規の患者の受け入れを中止したという。
 ジンバブエの最大野党・民主変革運動(MDC)と与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)は大統領選後に対立が深刻化したが、連立政権の樹立で一応、合意していた。しかし、閣僚ポストの配分などをめぐって妥協は成立しておらず、連立政権崩壊の危機にも直面している。

◎コレラ菌で5人食中毒、埼玉県騎西町(2008年4月12日、読売新聞)
 埼玉県は11日、騎西町道地の飲食店「お食事処 正三郎」で3月29、30日に刺し身やすしなどを食べた5人が、嘔吐(おうと)や腹痛などコレラ菌による食中毒を起こした、と発表した。このほか5人が同様の症状を訴えており、コレラ菌が原因とみられる。
 県によると、コレラ菌による食中毒は2002年7月に千葉県、9月に青森県でそれぞれ確認されて以来6年ぶりの発生。県加須(かぞ)保健所は同店を11日から3日間の営業停止にした。
 医療機関からの届け出を受け、県衛生研究所などで調べたところ、患者5人の便からコレラ菌が検出された。このうち2人と、同様の症状を訴えた1人の計3人が入院した。
 29、30の両日、同店で少なくとも男女56人が食事をしているが、症状を訴えた男女計10人(33〜86歳)以外の届け出はない。潜伏期間は1〜5日程度とされており、県は今後患者が増えることはないと見ている。

◎アンゴラ:コレラの大規模感染で死者1893人に(2006年6月21日、毎日新聞)
 アフリカ南部アンゴラからの報道によると、世界保健機関(WHO)は20日、同国で2月中旬から続いているコレラの大規模感染で、19日までの合計死者数が1893人に達したと発表した。発症数は約4万7000例。
 首都ルアンダ北部の貧困地区から始まったコレラ感染は、国内に急速に拡大。死者は全18州のうち14州で報告されている。(ヨハネスブルク共同)

◎中国:100人以上がコレラ感染(2005年10月9日、毎日新聞)
 8日付の香港紙、明報などによると、中国浙江省嘉興市でコレラが流行、先月上旬からの感染者は100人以上に達した。中国では毎年、各地でコレラ感染が確認されているが、今回は特に大規模という。死者が出ているかなどは不明。
 報道によると、河川や井戸水を通じ感染が拡大したとみられ、衛生当局が食品や水などの監視を強めているという。(香港・共同)

◎バスラでコレラ発生、WHOが発表(2003年5月9日、日本経済新聞)
 世界保健機関(WHO)は8日、イラク第二の都市バスラでコレラの疑いのある患者が17人見つかったと発表した。初期検査で陽性となり、さらに詳しい検査を実施中としている。
 同国南部にあるバスラはイラク戦争で水道インフラが破損、水不足が深刻化している。WHOは「人々は汚れた川の水を利用しており、現在の治安状況と水道の復旧が遅れれば感染が拡大する」と警告している。




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