B型肝炎に関するニュース

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更新日:
 2008年7月22日





◎B型肝炎、57%は自覚なし、早めに専門医受信を(2007年1月17日、産経新聞)
 ウイルス感染で起きるB型肝炎の患者150人のうち86人(57%)は、診断されるまで自覚症状がなかったとする調査結果を、製薬会社のブリストル・マイヤーズ(東京)がまとめた。
 20歳以上の患者150人を対象に、インターネットを通じて調べた。86人は自覚症状がなかったと答え、感染を知ったきっかけは「健診で指摘されて」「献血の際に指摘されて」「パートナー、家族が患者の疑いで検査して」の順に多かった。
 自覚症状があった64人の症状は、倦怠(けんたい)感、吐き気、食欲不振などで、体調不良をきっかけに病院にかかった人が最多だった。
 同社は「偶発的な検査で感染が分かったケースが多い。放置すると病気が進行する恐れがあるので、早めに専門医受診を」と呼び掛けている。

◎B型肝炎ウイルス:40代の男性、輸血で感染の疑い(2006年5月11日、毎日新聞)
 劇症肝炎になった40代の男性が、輸血でB型肝炎ウイルス(HBV)に感染した疑いがあることが分かった。日本赤十字社が10日、厚生労働省の血液事業部会運営委員会で報告した。
 日赤によると、男性は血液腫瘍(しゅよう)で昨年3〜5月に輸血を受けた。輸血前の血液検査ではHBVの抗原・抗体が陰性だったが、劇症肝炎を発症後の今年4月に検査した際、陽性が確認された。男性への輸血血液を提供した22人について、日赤が血液の高感度検査(NAT)を要請。16人は陰性だったが、残りの6人は検査に応じていないため、輸血による感染と特定はできていないという。【北川仁士】

◎ウイルス汚染輸血用血液の検査すり抜け、新たに17本(2004年9月18日、読売新聞)
 ウイルスに汚染された輸血用血液が検査をすり抜けていた問題で、日本赤十字社は17日、すり抜けが判明した血液の追跡調査について、最新の集計結果を厚生労働省に報告した。
 再検査が終わった保管血液は1万8437本でうち227本でウイルス汚染が確認され、うちB型肝炎が224本で6月の報告より17本増えた。6月の調査時点で2本だったC型肝炎と、1本だったエイズウイルスについては新たな検出はなかった。

◎B型肝炎:輸血用血液にウイルス混入、4人感染と日赤報告(2004年9月18日、毎日新聞)
 輸血用血液にウイルスが混入していた問題で、日本赤十字社は17日、保管血液の追跡調査で、新たに4人がB型肝炎ウイルスに感染していたことを、厚生労働省の血液事業部会運営委員会に報告した。これまでに5人がB型肝炎ウイルス、1人がエイズウイスルに感染していたことが分かっていた。日赤は4人の健康状態の確認を進めている。
 追跡調査は99年4月以降の出荷分が対象。この日は、7月31日現在で追跡調査が終わった保管血液1万8437本について報告された。B型肝炎ウイルス224本、C型肝炎ウイルス2本、エイズウイルス1本を検出。前回の運営委で報告があった6月30日現在と比べ、B型肝炎ウイルスは10本増えた。
 このほかに日赤は輸血による細菌感染の疑いがある症例を1件、報告したが、運営委のメンバーからは輸血が原因の可能性は低いとの指摘があった。【玉木達也】

◎輸血でB型肝炎ウイルスなど80例感染の疑い、厚労省(2004年8月10日、朝日新聞)
 輸血が原因で、B型肝炎ウイルス(HBV)などに感染した疑いがあるとの報告が、4月以降の約4カ月間に全国の医療機関から80例あったことが10日、厚生労働省のまとめでわかった。大半は輸血血液の保存検体からウイルスなどは見つからなかったが、HBVに感染した4人で、同じ遺伝子のウイルスが検体から見つかった。HBVや敗血症などによる死者も4人いたが、輸血との因果関係は不明という。
 4〜8月初旬に、輸血後の検査で感染がわかったとして医療機関から厚労省に報告されたのは、HBVが41例、C型肝炎ウイルスが27例、その他のウイルスや細菌などが12例。厚労省は従来、明確に輸血が原因の場合や患者が死亡したりした場合に限り公表していた。4月から輸血が原因と疑われる肝炎なども副作用被害の救済対象として検討されるようになり、公表に切り替えた。
 因果関係の分からない死亡例のうち、60代男性と2歳の男児は検査でHBV陽性になり、肝炎で死亡。20代男性と50代女性も細菌に感染し、敗血症などで死亡した。

◎B型肝炎:劇症で死亡の男性、輸血から感染の疑い、日赤(2004年7月2日、毎日新聞)
 劇症肝炎で6月10日に死亡した男性(60)が、輸血でB型肝炎ウイルスに感染した疑いがあることが日本赤十字社の調べで分かった。男性は当初、ウイルスが陰性だったが輸血後、陽性に転じた。一方で男性に輸血された血液を供血した4人の保管検体を、高感度検査(NAT)で調べたところ、いずれも陰性だった。日赤は輸血とウイルス感染との因果関係について調べている。
 日赤が2日、薬事・食品衛生審議会(厚生労働相の諮問機関)の血液事業部会運営委員会で報告した。
 日赤によると、男性は3月に貧血と胃がん手術のため輸血を受けた。2月の血液検査ではB型肝炎ウイルスは陰性だったが、6月の検査で陽性になった。日赤は99年から高感度検査を導入したが、感染直後でウイルスが微量だと検出されない空白期間がB型肝炎の場合、約1カ月間ほどある。このため、02年にB型肝炎ウイルスに感染した血液が検査をすり抜け、輸血感染による死者が出ている。
 高感度検査はこれまで50人分をまとめて行っていたものを変更し、今秋から20人まで減らし、より慎重に検査する予定だが、厚労省はさらに精度の向上を求める方針。また、疑い例が出た場合の対策として、献血者に対し、献血時に調査の協力に同意を得ることなどが検討されることになった。
 また、運営委では、厚労省からウエストナイルウイルスなどの輸入感染症対策として、採血禁止の対象を北米からの帰国者だけでなく、海外すべてに広げ、期間も帰国後3週間から4週間に延ばす案が提案され、委員に了承された。血液事業部会での審議を経て、関係機関に周知する。
 このほか、財団法人「献血供給事業団」(東京都)から01年2、3月と03年5月で計4回、病院からの緊急要請の血液製剤を、定時便と一緒に届けるなどの不適切な対応をして、10〜20分到着が遅れるミスがあったことが報告された。この遅れで被害はなかったという。【玉木達也】

◎輸血後、劇症肝炎で死亡、60歳男性、日赤が関連調査(2004年7月2日、産経新聞)
 3月に胃がんの手術で輸血を受けた男性患者=当時(60)=がその後、劇症のB型肝炎を発症し、6月に死亡していたことが2日、厚生労働省の血液事業部会運営委員会で報告された。輸血されたのは4人分の献血血液で作った赤血球製剤で、日赤が4人の保管検体を詳しく再検査したが、B型肝炎ウイルス(HBV)は検出されなかった。
 ほかの感染ルートも考えられるため、厚労省は「感染と輸血の因果関係は不明」と説明。現状でさらに調査をするには4人が再び献血に訪れるのを待つしかなく、会議では「日赤が献血者に連絡し、血液検査を依頼できる仕組みを作るべきだ」との意見が相次いだ。
 厚労省は今後、日赤の追跡調査への協力を献血時の問診票に追加することを検討する。
 報告によると、この男性患者は3月上旬、貧血治療と胃がん手術の際に赤血球製剤の輸血を受けた。いったん退院したが6月に入って劇症肝炎を発症し、同10日に死亡。手術前の検査では検出されなかったHBVが血液中から見つかった。
 献血者4人のうち1人の血しょうが別の患者1人に投与されており、厚労省でこの患者の健康状態を確認中。
 HBVは、感染直後だとウイルスが微量で高感度検査でも検出できない「空白期間」が34日間あり、毎年数例の輸血感染がある。2002年には輸血感染の死亡例も報告されている。




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