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更新日:
 2008年7月22日






◎乳児、ポリオ発症、国内で8年ぶり、生ワクチン接種で(2008年2月25日、朝日新聞)
 北海道は25日、道内北部の町でポリオ(小児まひ)の生ワクチンの予防接種を受けた乳児(男)が、ポリオを発症したと発表した。国内では00年に宮崎県で発生して以来の発症。乳児は両足にまひの症状が出て旭川市内の病院で治療を受けているが、右足のまひは回復していないという。
 道保健福祉部によると、乳児は昨年11月中旬に町が実施した集団予防接種で、口から飲む生ワクチンの接種を受けた。12月3日に発熱、同6日に両足のまひ症状が現れ、調べたところ感染が分かった。道によると、ワクチンの期限や接種当時の乳児の体調に問題はなく、他に同じワクチン接種を受けた乳児十数人に異常はないという。
 国内でのポリオの自然感染は80年が最後。道のまとめでは、生ワクチン接種による副作用や、接種を受けた人の便などを通じた2次感染は計12件起きている。ワクチン接種では弱毒化したポリオウイルスを体内に取り込んで免疫を作るが、450万回に1回の割合で感染が起きるとされる。

◎ポリオ、アフリカ2カ国で根絶、残り12カ国に(2006年2月2日、日本経済新聞)
 世界保健機関(WHO)は1日、エジプトとニジェールのアフリカ2カ国でポリオ(小児まひ)患者が過去1年間発生しなかったとして、両国のポリオ根絶を宣言した。
 WHOによると、予防接種の実施などポリオ対策が必要な感染国はナイジェリア、インド、パキスタン、アフガニスタンなど計12カ国となり、WHOが目指す全世界からの根絶へ一歩前進した。
 WHOはポリオ根絶の計画を策定してきたが、発生率が高いナイジェリアで2003年、イスラム聖職者が「予防接種は不妊のための陰謀」などと主張、行政当局のワクチン投与が止まり、周辺国やインドネシアなどに感染が飛び火。根絶目標期限の05年末までの根絶は達成できなかった。
 WHOは現在、新たな目標期限を設けていないが、07年には根絶が可能とみている。

◎ポリオ:「根絶」のインドネシアで流行、今後拡大も(2005年8月24日、毎日新聞)
 インドネシアで10年前に根絶されたとみられたポリオ(小児まひ)が流行、24日までに患者が200人を超えた。さらに拡大して他国に波及する恐れが指摘され、政府や世界保健機関(WHO)が対応に追われている。
 ポリオは東南アジアでは1997年、カンボジアでの感染報告が最後で、WHOは2000年の京都会議でアジア太平洋の37カ国・地域でポリオを根絶したとする「京都宣言」を発表。予防接種の普及で近年、アフリカと南アジアの一部地域に封じ込め、WHOは天然痘に続いて今年中に世界からの撲滅を目指していたが、4月以降イエメンやインドネシアに飛び火し、年内撲滅は難しくなっている。
 インドネシアでは5月初めにジャワ島西部で外国からの輸入感染とみられる患者が見つかって以降、首都ジャカルタやジャワ島中部、スマトラ島南部に拡大。成人男性1人を含む226人の感染が確認された。
 政府は今月30日と9月下旬に全国で子供約2400万人に予防接種を実施する方針。流行地域では既に一斉接種が行われたが、安全性を疑問視する親が子供に受けさせない例が多く、流行の一因となっている。
 予防接種を支援する国連児童基金(ユニセフ)の医師は「雨期で衛生状態が悪くなる10月までに封じ込めないと流行が定着、感染輸出国になる恐れがある」と警告した。(ジャカルタ共同)





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