飛行機の出発時間と到着時間のお話
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更新日:
 2011年11月8日


◎飛行機の出発時間と到着時間

・出発時間
 航空会社によって異なる場合もあるようですが、一般的には、出発時刻は、飛行機に乗客が乗り込み、ドアが閉まり、「飛行機が動き始めた時間」を言うそうです。
 現在では、ほとんどの飛行機が旅客ターミナルに向かって正対して駐機場に止まっています。このため飛行機を出発させるためには、トーイングカー(牽引車)によって飛行機を誘導路までバックさせる作業が必要になります。この「飛行機を誘導路までバックさせること」を「プッシュバック」と言います。
 プッシュバックをした時、初めて機体が動くことになり、この時刻を「出発時刻」としています。すなわち、飛行機が「動き始めた時間」が「出発時間」ということになります。
 バスで駐機場に移動して飛行機に乗り込む場合は、バスで送られた人が搭乗し終えて、ドアが閉まり、飛行機が滑走路に向けて始動した瞬間が「出発時間」になります。
 したがって、滑走路が混雑していて、滑走路の手前で待機している時は、既に出発しているのことになり、「遅れ」にはなりません。
 ちなみに、英国のバージンアトランティック航空の離陸時間は、「出発時間」を指しているそうです。このため、他の航空会社の出発時間の感覚よりも早い時間から搭乗を開始するそうです。

・到着時間
 到着時間は、飛行機が着陸し、誘導路を経て、「所定の位置に停止した時」を言います。

・ブロック・タイム(block time)
 航空機は駐機場に止まっている時、前輪に輪留め(ブロック)をかけています。飛行機が出発するために、このブロックを外すことを「ブロック・オフ」と言います。また、飛行機が着陸し、所定の位置に完全に停止した時に、このブロックをかけることを「ブロック・オン」と言います。
 この、それぞれの時間を「ブロック・オフ・タイム」、「ブロック・オン・タイム」と言い、それぞれの時間が、「出発時間」と「到着時間」と同じ事になります。
 ブロック・オフからブロック・オンまでの時間をブロック・タイムと言います。すなわち、時刻表の出発時刻から到着時刻までの時間がブロック・タイムの予定値となります。




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