縮合重合によって作られる合成樹脂
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更新日:
 2008年6月28日


◎縮合重合によって作られる合成樹脂(1996年6月19日)

・不飽和ポリエステル樹脂
 スチレンガラス繊維を混ぜると強度の優れたものになるため、建材(化粧板)、ヘルメット、スキー、自動車のボディ、ボート、浴槽などの成型品(RFP)などに利用されている。炭素繊維を混ぜて、ゴルフクラブのシャフト、テニスラケットのフレーム、釣り竿などにも利用されている。

・ポリアミド樹脂
 ほとんどが合成繊維ナイロンとして用いられているが、耐油性、潤滑性、摩耗性、衝撃性などに優れているため、繊維以外には機械部品(軸受け、ギア、カムなど)、電気・電子部品、自動車部品などにも用いられている。

・フェノール樹脂(フェノール・ホルマリン樹脂)
 フェノールのとホルムアルデヒドの縮合重合によって作られる熱硬化性樹脂。耐熱性、耐酸性に優れている。強度があり、電気絶縁性に優れているうえ、燃えにくい。電気・通信関係用成型品、塗料、接着剤などに幅広く利用されている。

・尿素樹脂(ユリア樹脂)
 尿素とホルムアルデヒドの縮合重合によって作られる熱硬化性樹脂。フェノール樹脂に類似した性質を持つ。着色性が良いが、耐水性がやや劣る。家具・合板などの木材用接着剤が主な用途。

・メラミン樹脂
 メラミンとホルムアルデヒドの縮合重合によって作られる熱硬化性樹脂。耐水性に優れている。塗料、化粧板、木工用接着剤、紙の樹脂加工剤などに使われる。表面が硬く、つやがあり、陶器のような外観を持っているため、食器などにも使用されている。



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