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更新日:
2019年3月31日
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◎チャバッタ(Ciabatta)
「チャバッタ(Ciabatta)」はイタリアの北部、ロンバルディア地方(Lombardia)が発祥とされるイタリアの伝統的なパンです。「チャバッタ」とはイタリア語で「スリッパ」や「靴の中敷き」を意味しています。パンの形状が平べったい形をしていた事から、そう呼ばれるようになったと言われているそうです。
チャバッタの大きな特徴は、内部のクラムに大きな気泡があり、もっちりとしていて食べごたえがある事です。これは水を多く加えて、発酵後はできるだけ生地に負担をかけないなどの工夫を行う事によって実現しています。
一説によると、あるパン屋さんが普通にパンを作っていたところ、たまたま水を入れすぎてしまったことから生まれたそうです。この失敗したと思われたパンが、偶然にもみずみずしさがある美味しいパンだったことで、それ以降、意図的に水を多めに入れて試行錯誤が行われ、現在のチャバッタが生まれたと言われているそうです。
イタリアでは食事全体の塩気が強いため、チャバタは塩気を少なくして作り、バランスをとっているそうです。そのため、チャバタだけ単品で食べることはあまりなく、料理と合わせたり、チーズやハムをはさんでパニーノにしたり、オリーブオイルにつけたりして食べることが多いようです。また、パスタソースを皿からぬぐって食べるのも美味しい食べ方のひとつです。
チャバッタは主にイタリア国内で食べられていましたが、現在ではドイツや北欧、日本でも人気が高くなってきています。また、小さいチャバッタや丸いチャバッタは「チャバッティーナ(ciabattina)」と呼ばれていますが、大きさや形で呼び名が変わっているだけです。
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