南極と北極どっちが寒い 　　メニュー　 　TOPページ　 　日本情報　 　海外事情　 　辞典　 　医学の話　 　科学の話　 　食品の話　 　知識の宝箱　 　メモ帳　 　本　 更新日： 　2020年5月3日 ◎南極と北極どっちが寒い（2000年10月7日） 　南極と北極、どちらが寒いでしょうか。どちらも「極」とついていて、地軸と地表との交点を意味しています。地球の北と南、北極と南極の2つの場所があります。いずれも雪や氷に覆われていて寒いと思いますが、どちらが寒いのでしょうか。 　南極と北極、感じでは大きな差がないように思えますが、実際には大きく違います。南極は「南極大陸」と呼ばれる大陸がありますが、北極には大陸はありません。北極地点は海の上に浮かんでいる氷の上です。このことが寒さに大きな違いをもたらします。 　陸地と海の違いですが、水は温まりにくく、冷えにくいです。一方、陸地は温まりやすく、冷えやすいという特徴があります。すなわち南極の方が大陸なので、より寒いのです。 　最も温度が低くなる条件、つまり太陽が昇らず、一日中、夜が続く時期に気温を計ると、南極大陸の中心部ではマイナス60℃以下ですが、北極ではマイナス30℃からマイナス40℃程度だそうです。 　南極では、さらに強風が吹くそうです。南極の中心部で冷たくなった空気は、大陸のまわりに流れ出すため強い風が吹くそうです。