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更新日:
2018年9月8日
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◎空芯菜(くうしんさい)(2018年9月8日)
空心菜はヨウサイ(雍菜)、アサガオナ(あさがお菜)エンサイ、エンツァイなどともよばれ、東南アジアを原産とする野菜で、タイやフィリピンなどでは自生し、昔から食べられていました。英語ではwater spinach、Chinese spinachなどと呼ばれるようです。ヒルガオ科サツマイモ属の植物で、主に湿地で栽培され、つる性の若い葉茎を食用とします。茎の中が空洞であることから「空芯菜」と名付けられました。葉にはぬめりが、茎にはシャキシャキとした歯ごたえがあります。
日本には沖縄を経て伝わり、沖縄では「ウンチェー」や「ウンチェーバー」の名称で親しまれているそうです。空心菜は茎や葉の部分を炒め物として食べることが多い野菜です。しゃきしゃきとした食感が特徴で、癖がなく食べやすいです。空心菜は初夏から夏が旬の野菜で、収穫できるのは9月頃までです。空心菜は東南アジアや中華料理ではよく用いられている野菜で、空心菜の炒め物は中華やエスニック料理では人気があります。和食でも天ぷら、おひたし、和え物などにも使うことができます。
空心菜は栄養価の高い野菜で、とくにビタミンB2、ビタミンE、鉄、カルシウム、カロテンが豊富です。豊富なカロテンは活性酸素を消去し、生活習慣病予防に役立ちます。ビタミンEは老化防止の役割があり、肩こりや頭痛にも効果があります。
・空芯菜に含まれる栄養素は以下の通りです。(100g中の量です)
カロテン:4300μg
ビタミンB1:0.10mg
ビタミンB2:0.20mg
ナイアシン:1.0mg
ビタミンB6:0.11mg
葉酸:120μg
ビタミンC:19mg
ビタミンK:250μg
ビタミンE:2.2mg
カロテンが非常に豊富で、ビタミンB群をバランスよく含み、ビタミンC、ビタミンE、葉酸も豊富です。
カロテンは抗酸化物として働き、活性酸素の害を取り除く作用があります。LDLコレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防するほか、がん予防の働きもあります。βカロテンは体内で必要なだけビタミンAに変換されますが、ビタミンAは粘膜を丈夫にして免疫力を高めるほか、目の暗順応にも必要で、とり目を予防するビタミンです。
葉酸は鉄、ビタミンB12とともに赤血球を作るのに必要なビタミンなので、貧血を予防します。また、葉酸はアミノ酸の代謝にかかわり、ホモシステインという動脈硬化の原となる物質の発生を防いでくれる効果もあります。ビタミンEは過酸化脂質の発生を防ぎ、細胞の老化を防いでくれるほか、血行をよくして冷え性や肩こりを防ぐ効果もあります。
空心菜に含まれる蛋白質はトマトの5倍、カルシウムはトマトの12倍美肌効果、便秘、高血圧、ガン予防効果などと優れものの野菜です。
・空心菜の炒め物
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