誕生石のお話
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2008年5月10日




◎誕生石(Birthstone)
 誕生石とは、生まれた月に当てて定めた宝石です。誕生石は18世紀にポーランドの宝石商によって考案されました。当初、利用される宝石は宝石商によって異なっていました。
 古くは、1912年8月にアメリカのカンザス・シティー(Kansas City)で開催された米国宝石組合大会で統一されました。1952年にはジュエリー・カウンシル・オブ・アメリカ(Jewelry Council of America)が提唱し、その後、ジュエラーズ・オブ・アメリカ(Jewelers of America)や、アメリカン・ジェム・ソサエティ(American Gem Society)が採用した誕生石もあります。
 日本の誕生石が発表されたのは1958年です。宝石の選定はアメリカのものを基準にしていますが、国内の事情を反映させて、若干の修正が加えられています。例えば、3月には桃の節句があることから桃色が美しいサンゴが追加されました。新緑が美しい5月には、日本人に好まれている緑色のヒスイが加わっています。
 誕生石にはいろいろな組み合わせがあり、国によっても多少違いがあります。一例を下記にまとめます。

 1月  ガーネット
 2月  アメシスト
 3月  アクアマリン、ブラッドストーン、サンゴ
 4月  ダイヤモンド
 5月  エメラルド、翡翠
 6月  真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト
 7月  ルビー
 8月  ペリドット、サードオニックス
 9月  サファイア
 10月 オパール、ピンクトルマリン
 11月 トパーズ、シトリンクォーツ
 12月 トルコ石、ジルコン、ラピスラズリ、タンザナイト

 誕生石を調べてみると、選定が業者の都合であることがよく分かります。参考までに、日本の2大宝飾メーカーの選定にも少し、差があります。上記にまとめたブラッドストーンとサードニクスが選定されていませんが、これらは比較的安価な宝石ですので除外されたのか、と疑われます。12月は、大手メーカーの場合、大量に原石を確保することが必要です。競争を避けているのかもしれません。



ジュエリーツツミ 田崎真珠
1月  ガーネット  ガーネット
2月  アメシスト  アメシスト
3月  アクアマリンのみ  アクアマリンのみ
4月  ダイヤモンド  ダイヤモンド
5月  エメラルドのみ  エメラルドのみ
6月  ムーンストーン、真珠  真珠のみ
7月  ルビー  ルビー
8月  ペリドットのみ  ペリドットのみ
9月  サファイア  サファイア
10月  オパール、トルマリン  トルマリン
11月  トパーズ  シトリン
12月  トルコ石、タンザナイト  ラピスラズリ

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