コーヒー豆の話
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更新日:
 1997年4月17日



◎コーヒー豆(1997年4月9日)
 現在、世界で扱われているコーヒー豆の品種はエチオピア原産の「アラビカ種」、アフリカ西海岸からザイールにかけての一帯を原産にした「ロブスター種」、リベリアを原産にした「リベリカ種」の3種類。ロブスター種は、ほとんどインスタントコーヒー専用に栽培されており、リベリカ種は質が落ちるため、ほとんど生産されていない。つまり、飲料用に取引されているコーヒー豆はすべて「アラビカ種」である。産地の気候、地形や土壌によって味に違いがでる。コーヒー豆の名称には産地名、積出港名、商標名などが用いられており、「モカ」や「ブラジル・サントス」は積出港名、「ブルーマウンテン」は商標名。
 コーヒーの産地は、赤道を中心に北緯25度、南緯25度の間で、コーヒー・ベルトと呼ばれる。日本は1996年、生豆327000トンをコロンビア、ブラジル、インドネシアなど40ヶ国から輸入した。
 コーヒー豆は焙煎すると炭酸ガスなどが発生する。このため、挽きたての新鮮な粉に熱湯を注ぐと、その熱で自然にガスが膨張し、ふんわりと盛り上がる。この結果、細かい泡と粉でできたドームの中で粉は蒸され、コーヒーの旨みの成分を十分に引き出すことが出来る。






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